マンションを購入した後に気づくことって、いろいろあります。
そのうちのふたつ「管理費」「修繕積立金」の問題について考えます。
月々の管理費
マンションの運営資金として、毎月「管理費」が必要です。
賃貸で借りている人であれば、持ち主である大家さんが払っていることが多いです。
管理費の値段はピンキリで、小規模マンションなのか大規模マンションなのか、はたまたタワーマンションなのかによっても異なります。
一般的には戸数が多いマンションほど一世帯当たりの負担は少ないことが多いです。
また、プールがついていたり、ゲストルームが完備されていたり、ジムがあったり。
ラウンジや棟内設備が整っていたりすればするほど、運営にかかる金額がかさみます。
コンシェルジュが常駐しているマンションも管理費が高い傾向。
でも、設備がゴージャスなマンションは大規模なことが多いので、みんなで割ればお安くまかなえるという利点があります。
管理費の滞納問題
わたしはマンションの理事をしていた時に、管理費未納の世帯があることを知りました。
正直、驚きました
(´・ω・`)
住んでいるのに決められたお金を払わないなんて、モラルはどうなっているんだろう。
理事会で問題にされ、肩身が狭い思いをするのはイヤではないのだろうか。
よくよく聞いてみると。
・・・滞納者は、もれなく住んでいませんでした。
(;^_^A
みんな賃貸で誰かに貸している人ばかりでした。
管理組合から再三催促をすれど、払ったり払わなかったりが現在も続いています。
意外にも、こういう最悪な人たちはどこにでもいるようです。
脅すわけにもいかないし、住んでいる借主には責任がないし、取り立てが難しく悩ましい問題です。
マンション購入時に説明された内容
そもそもマンションを購入する際には、かならず管理費について聞き及んでいるはずです。
5年間はいくらで、10年たつと値上げされて・・・など、金額を事細かに提示されて。
また、10年後、30年後に予定する外壁の修繕や水道管の工事など、大規模修繕の際には100万単位でお金が徴収される点についても言及されます。
納得して購入したくせに、払わないとはけしからん!って話です。
でも、もうひとつ落とし穴があるのです。
購入時に決まっていた金額から値上げされるケースが非常に多い
Σ(・ω・ノ)ノ!
管理費の値上げ
管理組合からのお知らせ。
ぶあつい提案書がポストに入っていました。
読んでみると、大規模修繕の際の一括一時金の金額をおさえるために、月々の管理費を上げようではないか。といった趣旨です。
少しずつ貯蓄していく感覚。
一気に大金を支払うとなると、払えないと言い出す人(払いたくない、も含む)がいるかもしれないから、少しずつ徴収していきましょうね。ということ。
確かに、払う人と払わない人が出てくるのは不公平ですよね。
むろん、月々の管理費を未納の人は払うわけがありません⤵
せめてこまめに取り立てて、集金額をUPさせようという考えに依存はありません。
・・・でも、途中でマンションを売る予定の人にとってはどうなの?
マンション売却時のメリット・デメリット
管理費がきちんと集められ、しかるべき遣われ方をしているまっとうなマンションであれば、月日が経過してもメンテナンスがなされ、高値で売ることができます。
しかし、月々の管理費がめっぽう高かったら、購入検討している人が二の足を踏む可能性があります。
では、月々の管理費は安いけど、近々数百万円の修繕費用を支払わなくてはならないとしたら?
どちらの方が印象が良いのでしょうか。
わたしだったら、月々の管理費が安くて、数十年に一度一時金を支払う方がうれしい。と感じます。
一時金はあくまでもその時だけの話であって、ランニングコストとは違うからです。
節約する意識
毎月一定金額が貯まり、大金がプールされた状態だと
集められた金額を思い切り使って必要のない部分まで修繕をすることになりかねないというのは疑心暗鬼でしょうか。
お金があると気が大きくなるのではないかと心配です。
一時金のかたちで徴収するのであれば、住人の承認を得るためにコストを削減しようという動きが出て、検討に検討を重ねて見積もりを出すと思います。
大金を支払う時に、人は慎重になるからです。
そんなことを言ってもマンションは集合住宅ですから、大勢の意見に従わざるを得ないところが悲しい。
何事にもメリットデメリットがありますので、仕方ありません。
我がマンションには「来年から管理費が4倍」との決定がくだされました。
だまって従うほか無さそうです💦