ドラマ鑑賞が趣味で、毎クール7,8本のドラマを見ています(*‘∀‘)
そのなかの「朗読」をテーマにしたドラマ「この声を君に」は、竹野内豊さん、柴田恭兵さん、麻生久美子さんがご出演のドラマです。
「この声を君に」を観て、アナウンサーとして感じたことをお伝えします🌠
「朗読」を習う
最近ではいろんな習い事があるけれど、「読む」「伝える」ことを趣味として習いたいという人がいることに、少なからず驚きました❣
わたしはアナウンサーとして「しゃべること」を仕事にしているので、声の使い方のことを頻繁に考え、意識しながらしゃべりますが、そういったことに価値を見出してくれる人たちが多くいるんだということに嬉しくなったんです
はっきり言って、声を出すことは誰にでもできます。
子供にだってできますよね。
でも、それを大人が意図的に使いこなす意味って、あると思うんです。
伝え方によって相手の感じ方が180度変わることもあるし、曲解されてしまう可能性だってあります。
日常生活においても喋ることは非常に重要です
声に出さなくては伝わらないこともあるし、逆に言わなくても良いことを言ってしまって失敗することもあります。
人間だけが持つ「しゃべる」技術は、適当に扱って良いものでは無いはず💡
「伝え方が9割」というベストセラー本がありますので、読まれた方もいらっしゃるでしょう。
人付き合いが希薄になっている昨今では、人間関係の問題が増え、より意思の疎通のノウハウが求められるようになってきたのかもしれません。
「朗読」は、数あるアナウンスの中でも私がもっとも好きなジャンルのお仕事です。
ちょっと長めのラジオCMや音読DVDなどが、「朗読」ジャンルのお仕事に当てはまると思っています。
・間の取り方
・声の高低
・息の量
・発音
・抑揚のつけ方
ざっと挙げるだけでもこれだけあります✒
声のテクニックは、考えてから使うようでは追いつきません。
人とのコミュニケーションにはタイミングがありますので、考えながら声を出すくらいのスピード感が求められます。
完全に自分のものになって初めて、「しゃべるスキル」を違和感なく発揮できるのです。
「朗読」で得るもの
言葉によって、感動する。
言葉によって、嬉しくなる。
言葉によって、傷つけられる。
いずれも経験したことがあるでしょう
特に、日本語はニュアンスの違いで大きく意味合いが変わることがあります。
「それでもいいよ」
こう言われるのと・・・
「それがいい」
こう言われるのでは、どちらのほうが嬉しく感じるでしょう!?
接続詞が変われば、印象がガラリと変わります📓
訛りの矯正
これと同じことがイントネーションでも起こります❣
どの言葉にイントネーションを強く置いて発音するかによって、言葉の趣旨が変わるんです。
私はアナウンスの講師を務めているので、地方出身者の方にしゃべり方を教えることもありますが、イントネーション(訛り)を直すこともビジネスでは必要だと伝えています。
友人知人と話をする際には訛りも個性で良いのですが、仕事となると話は別。
特に、人に情報を伝える仕事につく場合には、絶対条件です🌷
できるだけ伝わりやすい言葉(標準語)を使うこともサービス精神のひとつと考えましょう。
感情表現力
朗読を学ぶことで、感情を表現する力がつきます。
それは、同時に感情をコントロールできるとも言い換えることができます。
自分の心を相手に悟られないようにするためには、どのように喋れば良いのか。
テクニックを知ることで、自分の表現力をコントロールできるようになるのです。
表現することも大切ですが、抑制することも人間関係では大切
改めて考えると「朗読」を知ることは、日常生活において非常に有意義なことですね。
朗読教室
現在は企業向けに「しゃべり方講座」をもっていますが、個人向けにお教室を開講するのも楽しいかなと思い始めました💕
これから益々、朗読に興味を持つ人が世の中に増えていくことでしょう。
以前、ボランティアで病院に読み聞かせをしに行く機会があったのですが、これからはビジネスとして成立する時代になるのかもしれません。
同じ人間でも発声の方法を変えるだけで、まったく別人の声のように変わります。
声が良い人。
しゃべり方が聞きとりやすい人。
話すスピードが絶妙な人。
いずれも人間力とコミュニケーション能力を高めてくれるに違いありません❣
男性でも、声が素敵な人は3割増し格好よく見える気がします(^_-)-☆
誰にでもできる「しゃべる」という行為をプロフェッショナルに高めるためには、私も自己満足せずにスキルを磨いていかねばなりませんね。
いきなり営業するのもなんですが、アナウンスや「朗読」に関するご依頼があれば、いつでもお声がけください(^^♪
私だけではなく、仲間にフリーランスのアナウンサーがわんさかおりますので、必ずやご期待に添えると思います✨
詳しくは、自己紹介をご覧ください。