コロナウイルスが流行してから、もう2年以上が経過しました。
最初の数か月は、今振り返るといろいろ深く考えて悩み、精神的に不安定だったと思います💨
まぁ、もちろん今だってコロナ真っただ中だし、先週すべての仕事を失ったところなので、精神的に安定しているとは言いがたいけど💦
2020年、不安定な精神状態に追い打ちをかけたのが三浦春馬さんの死でした
もともと神経質な性格なので、コロナウイルスの脅威はとてつもなく恐ろしく。
そして、もともと共感力が死ぬほど高いので(HSPの特徴)コロナ患者に奮闘する病院の映像なんかを見るとお医者さんの大変さを想像して夜も眠れなくなってしまいます。
そんな性格で、長年フリーランス司会業を営んでいるわたし。
今の心境を後で振り返って懐かしく思う日がやってくるのではないかと思うので、記しておきたいと思います。
コロナ禍で失われたイベント業のお仕事
ここ数年のわたしは、現役バリバリに仕事していた若いころと比べると、そもそもの仕事量は少なかったんです。
毎年リピートしていただいている司会や吹込み、選挙うぐいす嬢のお手伝い。そして、10年近く続いている毎週のマナー講師など。
オーディションを受けて仕事を取りに行っていた20代30代の頃とはちがって、(月によってバラツキはあるけれど)平均すると仕事に出かけるのは月の半分くらい?って感じでした✋🎤
でも、2020年に入って、決まっていた仕事が相次いでキャンセルとなり、新しい仕事の話はほとんど無く。あったのは手指消毒の呼びかけアナウンスの吹込みだけ。
このくらいの時期にはめちゃくちゃ思い悩みました💣
自分が長年積み上げてきたスキル「人にわかりやすく伝えること」「空気感を盛り上げるテクニック」「好感度の高い笑顔」など全てが必要ないと審判を下されたようで、胸が張り裂ける思いでした(´;ω;`)ウゥゥ
「仕事がない」と言うだけならば、コロナに影響を受けにくい業種へ転職したり、コンビニやスーパーでアルバイトをすればいいじゃん?って話だけど、そうじゃなくって、好きで続けてきた仕事が無くなってしまったことがそこはかとなく悲しかったんです。
フリーランスで生きてきたけれど、これほどまでに大企業の勤め人のことをうらやましく感じたことはありません。
これまでは、自由に平日にお休みが取れたり、まとまった休みを好きな時に取れたりといい部分もあったし、厚生年金が無いところは貯金をして対処しようって前向きに考えていましたけど、当たり前だけど一匹狼のフリーランスの頼りなさを痛感しました。
持続化給付金の決定がされるまでは、本当に世の中に見捨てられた気分でガックリ落ち込んでました・・・💦(申請も大変でしたけど)
幸いにも、貯金が趣味だったのでしばらくは蓄えと株の配当金で生きていけそうだし、政府からの支援金(月10万円だけど)もいただけているし、なによりこの状況に心が慣れることができたので(自分でも本当のところ大丈夫なのかどうかはわからないけど)たぶん平穏無事にしばらく過ごしていけそうです。
徐々に徐々に仕事が無くなって、マイクを持たない自分が当たり前になって。
なんか、コロナウイルスが完全にコワいものではなくなったとしてもイベント業に復帰している自分がイメージできなくなってきています。
そんなところに、最後の仕事のクライアントさんからもクビを言い渡されました(涙
毎週2~3日あった仕事が、コロナが始まって月に1~2日にまで減らされ、さらに経営不振で他社に買収され、それでも細々と続いていた仕事が終わることとなりました。
2020年4月くらいに依頼日数を大幅に減らされた際のショックよりは、今回の完全な契約解除の方がショックが少ないのが自分でも不思議・・・
金額的な増減が少ないからなのか?それとも、この2年間で仕事が無くなることへ馴れたからなのか?それとも(多分それではないと思うけど)支援金があるから安心できているのか?
これで、先の仕事は1本もなくなりました。
もうアラフィフだし、これを機に現役引退になるのかな、と思うと
65歳で定年を迎えたサラリーマンと同じ気持ちになります。

思えば、年に330日働いて、常に4~5本の台本を抱えていた売れっ子だったころ。
ご飯を食べる時もお風呂の中でも時間を惜しんで台本に目を通し、生放送で深夜3時入りをし、オーディション3本を一晩で受ける、な~んてことをやっていた若い時分。
それが、本当に過去のことになるんだな~って思うと「余生」って言葉が身に染みて自分に迫ってきます。
コロナに対して感じること
コロナで大きく影響を受けている飲食店の方々は「コロナを怖がり過ぎずに、感染対策を取りながらもお出かけしましょう。」みたいな発信をされている印象ですけど。
同じくらい、いや、それ以上に影響を受けているイベント業に従事するわたくしは、「いっそのこと、ロックダウンしてほしい。」くらいに思っています。
感染者数がほぼゼロになるか、簡単に手に入る薬ができない限り、こわくて外出する気にはなれないからです。
いやいや、2020年のコロナウイルスのことがよくわからなかった時ならまだしも、海外ではマスクすら撤廃されている今になって、何を言う!?って思われるかもしれないけど・・・

もともと神経質な性格で、細かいことが気になってしまうんです。
例えば歯を磨くときには、いま転んだら歯ブラシが喉に刺さって死んでしまう~と心配して、椅子に座って歯磨きするのは以前からで。
今は、買ってきたものを牛乳パックや卵一つにいたるまで丁寧に除菌しないと冷蔵庫にしまえなかったり。
家の中をレッドゾーンとグリーンゾーンに分けて、帰宅したらまずシャワーを浴びてからグリーンゾーンに入るなど。
※着ていたコートやバッグはレッドゾーン。スマホは消毒してからグリーンゾーンへ。
よくテレビで富岳のシミュレーション映像が流れていますよね?
マスクしないと喋るときに飛沫がいっぱい飛んでいるんだな~ってことを知ってしまったので、もう今後の人生ずっと人混みには行きたくないなとすら思ってしまう。
イベントは、人が集まらないと開催されないわけで、「どんどん出かけましょう!」の機運が高まった方がイベントの司会のお仕事は増えるんだろうなとは思うけど、まずは人の命の方が大切!
動ける人は動いて経済を回しましょうって言葉を聞くと、じゃぁ、罹患して死んでしまうような弱い人は死んでも仕方ないって言いたいのかな?って思ってしまう。
もしかして、少子高齢化対策の一環?
野生の動物では当たり前の弱肉強食を人間界でも適用?とも。
弱きを助けるのが人間の良いところだと思っていたのに。
職業は変えることができるけど、命の取り換えはきかないので、そちらを重要視しちゃいます。
わたしは職業病とも言えるポリープが喉にあって、少し風邪をひいてノドが腫れるだけでもまったく声が出なくなって(しゃがれ声さえも出ない)息を吸うのも苦しくなるんですよね。
だから、デルタ株コロナの症状の呼吸困難にでもなろうものなら、想像するだけでもコワかった・・・・
オミクロンに代わって少しは安心材料増えたけど、それでもやっぱり、自分がだれか弱い人に移してしまって間接的殺人者になってしまったら。って思うと感染対策を緩める気にはなれません💦
友達には普通に旅行に行っている人や食事に行っている人もいるし、血のつながりのある親兄弟ですらコロナに対する考え方の違いが大きいです。
最初のうちは「やめなよ。その行動、他人の迷惑だよ。」と咎めていましたが、言っても無駄だし、人それぞれ自分の命を天秤にかけて自己責任で行動している分には仕方ないって思うことにしました。
そもそも私と夫は、友人とも家族ともバッチリ感染対策したうえでしか会わないし、マスクを外して誰かと一緒に食事するとか絶対にないので、もう人は人!自分は自分!と割り切るように頑張っています。
考え方の合う友人や夫とだけ、意見を共有するようにしています。
いくらおしゃれなカフェでも締め切った空間でお茶を飲むなんて絶対無理~~って感じだし、スーパーマーケットのお買い物もマスク2枚着用に加えて、感染対策のために花粉症眼鏡をかけてササッと済ます生活。
仕事先でも絶対に一瞬たりともマスクは外さず、ランチは我慢してストローで豆乳飲むだけにしてしのいでいます💦
いつまでそんな生活をするの?と問われれば、自分でもわかりません。
もしかすると一生続けるかも~って今は思っていますけど、先のことは神のみぞ知る。
コロナ禍で活躍しているストローを紹介しています!
これから先のこと
勤め人で退職年齢が決まっているのではなく、フリーランスで仕事をしている場合、いったいいつが退職のタイミングなんでしょうか。
コロナきっかけで引き際を意識したわたしですが、まだ先のことはわからず過ごしています🐭
リモートでマナーコンサルの依頼を受けることもあるし、そういう分野に仕事の幅を広げていくのもありなのかなぁ?
今年は参議院選挙の年だし、感染対策しつつウグイスのお手伝いは受けようかな?
まだ働きたい意欲はあるので、とりあえずコロナが落ち着くまでは細々と続けていくつもりです。
コロナで父を失い、知人の旦那様もお亡くなりになりました。
ご近所の知人なので、お住まいのマンションの前を通るたびに胸がギュッと締め付けられます。
大好きな夫にだけは先立たれたくないし、わたしも死にたくはありません。
後で「コロナを甘く見ていた。もっと慎重に行動していればよかった」と思うことが無いように、神経質を最大限発揮してそろりそろりと仮死状態で生きていきます。
海外からの外国人の入国が緩和されるそうですが、入国時の水際対策うんぬんではなく、そんなことではなくて。
同調圧力のきかない、ノーマスク主義の国からの人が増えることに恐怖を覚えます。
仕事が無くなったことはとても残念だけど、引きこもりを強化できるというメリットがあるし、前向きにとらえて、まずは生き延びようと思います!