悩んだ末に決めた皮膚専門病院「犬と猫の皮膚科」へ初めて行ってきました。
診断内容と経過をご報告いたします✨
病院を決めるまでのいきさつはこちら
愛犬愛猫の皮膚のことで悩んでいる方の参考になればと思います📃
「犬と猫の皮膚科」の雰囲気
清澄白河駅の近くに位置する、清潔感あふれる皮膚専門の動物病院です。
無料駐車場も5台分あります🚙
日本に6名しかいない皮膚専門獣医のうち、2名が在籍している病院で、男性の村山先生と女性の大嶋先生が日替わりで診察してくださいます。
※最近は村山先生だけに変わっていますが・・・
出勤日はHPで確認することができます✨
診療はすべて事前予約制なので、基本的に待たされることはありません。
わたしがこれまで行っていた近所の動物病院は、人気のところなのもあり3時間待ちなどザラでしたから・・・助かります💛
ただし、2次診療の病院ですので、基本的にはどこかの動物病院からの紹介状が必要です。(私は一か八か直接電話して受けてもらえました)
犬と猫の皮膚科で村山先生に診察してもらいました
愛犬;プードル・メス・9歳・避妊手術済み
まずは、飼い主からこれまでどんなことを試して、動物病院ではどう言われてきたかなどの状況を説明しました。
村山先生は、優しく耳を傾けてくださいました🐶
1頭につき1時間取ってくださっているので、じっくり診察していただけます。
アレルギーについて
当日は、現在食べているエサやおやつ、シャンプーなど、身の回りの物一式を持参し、先生に見て頂きました。
エサ3種類
おやつ4種類
シャンプー1種
コンディショナー1種
でも、あまりにもさまざまな種類の食事を与えてしまっているため、どの食物が影響を与えているかは判断できないそうです・・・(;^_^A
食物アレルギー検査は5~7万円かければできるそうですが、現在アレルギー反応が出ているものはもちろん、現在はまだアレルギー反応がおきていないものまでピックアップされて羅列されてしまうので、たとえ検査をしても結果を見て的確に「これが原因!」と判断をするのは非常に難しいそうです。
値段も高いし、けっきょく参考程度にしかならないのであれば、「アレルギー検査」をするのは見送りたいと思います。
でも、食物アレルギーでかゆみが出ている可能性も否めないので、これまで食べたことのない食材で作られたエサに切り替えることにしました🍴
エサの種類については後ほど詳しく記します(=゚ω゚)ノ
皮膚の荒れ
次に、犬の体重を計り、身体を触診します✋
案の定、いつものように病院嫌いの我が犬は、バタバタと落ち着きのない動きで看護婦さんの手を煩わせてしまいました・・・恐縮です💦
プードルは足の力がめっぽう強いので、じたばたされると大人でも力づくで抑えなくては対抗できないくらいです(*_*;
目の周りが赤くて、常に涙目なところが気になっているのですが、はっきり言ってすごーく微妙な変化なので、はたして病院の医師が気づいてくださるかどうか?不安もありました。
『うちの子は、いつもはもっとパッチリお目目なんですよぉ~~』と訴えたところで、理解していただけるものか・・・⤵
でも、村山先生は「目のまわりが赤いですね!これがかゆいんでしょうね」とワン🐶の気持ちを代弁するかのような感想を仰ってくださいました❕
(´▽`) ホッ
「たいしたことないですよ。ハウスダストですかね?様子を見ましょう。」
これまで、かかりつけの病院ではこう言われてきただけに、すごく救われた気分でした✨
背中にある小さな湿疹も見つけてくださって、どんどん診察がすすみます🐩
頼もしい(*‘ω‘ *)
結論として、背中の湿疹は敏感肌の『皮膚炎(湿疹)』という診断でした💡
耳の中をスコープで診る
・どうすれば治るのか?
・何が原因で皮膚に炎症が起こっているのか?
これが重要なわけですよね!!
普通の動物病院では備わっていないことが多い、オトスコープと言う機材を使って、耳の中を診察しました。
画面に映る耳の中を見てびっくり
汚い!!
すっごく汚れているΣ(゚Д゚)!!!
でも、わんこの耳の中は、耳垢で汚れていることがよくあるそうで、それ自体は問題では無いと言われました。
村山先生は、さすが皮膚専門医でいらっしゃる💡
「この子は、もともと少し脂性の気があるかもしれませんね。」と診断し、即座にいくつかの考えられる要因を書き出してくださいました✒
・マラセチア
・外耳炎
マラセチアが原因で外耳炎になり、耳の違和感から、耳と位置が近い目にも不快感が出てきて掻きむしってしまっているのではないか!?
マラセチアとは
もともと全ての動物が備えている酵母菌。
悪いものではないけれど、皮脂が多く湿った場所で繁殖し過ぎると皮膚炎になってしまうそうです。
我が家の犬は耳の中で繁殖していましたが、他にも皮膚炎を引き起こす可能性のある部位があるようです。
・肉球の間
・お腹
・首
・足の付け根
・肛門まわり
ひどい場合には酸っぱいような臭いがすることもあるそうですが、わたしがクンクン嗅いだ限りでは全く無臭でしたので、臭いでは判断できない場合もあります💡
マラセチアによる外耳炎を防ぐためには
自分でできる対策はないものかと考えてみましたが、なかなか難しいのが現状です✋
・耳の中の通気性をよくするために毛を抜く
※耳の中の毛を抜くと炎症を起こすことがるので、毛はカットすることが望ましいとの説もあり
・耳の中を清潔に保つ
※自分で洗浄しても耳の中を乾かすことができないのが問題
・湿気に気をつける
※わたしは声の仕事をしているため加湿器命です💦
・ストレスをためないようにする
※お留守番が多いので、家にいる時はいっぱい遊ぼうと思う💍
「犬と猫の皮膚科」初診を終えて、今後の治療方針
投薬治療≪ケトコナゾール≫
「ケトコナゾール」は、マラセチアの繁殖を抑える薬です。小さな錠剤です💊
マラセチアの繁殖を防ぐことができれば、外耳炎も治り、かゆみも収まるはず❣
ケトコナゾールを1日1回エサに混ぜて飲むことになりました。
まずは1週間分の薬を頂き、翌週も経過を診察してもらってから、その後も2週間くらい薬を飲み続ける予定です。
アレルゲンカットのエサに変更
病院でしか購入できないというエサを2種類見せて頂きました。
「HF(NATURAL)」
サーモンをメインとしたエサで、穀物が入っていないのが特徴です💡
「ピュアプロテイン」LABOLINE
サーモンとタピオカがメインで、かなり厳格にアレルゲンカットされているとのこと。
排便がゆるくなる可能性があるので様子を見ながらにしてくださいと言われました。
どちらかと言うと後者のピュアプロテインの方が、これまで食べたことが無い食材のみである可能性が高いようなので、こちらをまずは1キロ購入させてもらいました🐶
オスルニア
耳の中に塗るジェルで、1週間効果が続くものです。
2015年にエランコジャパンから発売されたばかりの、飼い主さんに負担のない便利な薬です。
自宅で耳の中にクスリを塗るって、けっこう大変な作業だと思いますので、病院の先生に塗ってもらって1週間効果が続くのは非常に嬉しいですね(^^♪
病院の先生に塗布してもらいました✋
来週も塗っていただく予定で、それで終了です💊
皮膚専門動物病院の治療費は・・
こちらの内容にプラスして
・餌「ピュアプロテイン」1キロ2862円
・飲み薬ケトコナゾール7日分432円
・上記薬の分包料224円
合計金額、しめて
¥45310
でした(=゚ω゚)ノ
こちらを安いとみるか高いとみるかは人それぞれだと思いますが・・・
動物病院って一回行くと普通に1万円とかかかることが多いので、きちんと治るのであれば、わけがわからないままに病院へ行く回数を重ねて出費が増えるよりも、ずっと良い選択だと思います。
飼い主にとっても愛犬にとっても、治すことが望みであり、幸せへの道です。
わたしは、『専門医に診てもらう』という価値を充分に感じました✨
はたして効果があったのかどうか?経過については別記事に書きました。